自社ホームページのススメ
零細企業の社長とは名ばかりで、やっていることは営業から製作・納品、そして集金まで。お金が足りなくなれば銀行に頭を下げて融資の申し込み。ちょっと儲かれば勘違いして散財して嫁から怒られる(笑)
仕事を頂ける元請けには頭が上がらず、無理な値下げ要求にも黙って従っておかないと「おたくのかわりは他にもいるよ」と言われてしまうのでとにかく我慢。いつかは使い捨てされるのでは無いかと思いつつも日頃の忙しさに忙殺されて、やりたいことは後回し。
これ16年前の私のことです(笑)
メインの取引先は3社。この3社で年商の9割を頂いてました。とにかく忙しかった。儲からせてもらった。決算の度に顧問の税理士から「社長、危ない経営方法です。儲かっている今のうちに取引先を増やして下さい」と言われるも聞く耳持たず。この後、取引先が次々と倒産し連鎖倒産の足音がヒタヒタと忍び寄ってくる。
ここまで来てやっとヤバイ!と気づくのが零細企業の社長(笑)
笑い事ではないのですが、大体こんなもんです。この頃は金欠病をこじらせて寝込む一歩手前状態ですので、やる気も体力もゼロの状態。入ってくる仕事は利益の無い案件ばかり。
ここから脱出するのは並大抵の事ではありません。私はネット販売に活路を見いだしました。運も良かったと思ってます。周りがやってなかったので、物珍しさもあったのでしょう。当時書いていたブログ”看板制作徒然日記”が宝島社の書籍に紹介されたことも手伝って、少しずつですが金欠病が回復の兆しを見せ始めました。
ネット販売で大事なことは、人任せにせずに自分でやるということ。「自分には無理。知識も無いし絶対無理」という方は、自分の可能性をやる前から否定している方なので、やらなくても良いです。
私がホームページ制作に本格的に取り組んだのは40歳を過ぎてからです。頭の回路がショートするぐらい勉強しました。ちなみに私の最終学歴は名前を書けたら入学できた高校卒業です(笑)
さて、いかがですか。競争相手は他者ではありません。色々と理由を付けて、やろうとしない自分の弱き心です。一切の甘えを廃して決意してやってみましょう。そこから逆転の第一歩がはじまります。